ウィーン4日目。翌日朝に帰国便に乗りますので、この日がウィーンを楽しめる最後の日です。
お昼頃にこの旅行のビッグイベント第2弾の「ニューイヤーコンサート」を聞きに行きました。
というのは大嘘で、「ニューイヤーコンサート」のプレ公演を聞きに行きました。
お正月に行われる「ニューイヤーコンサート」は日本人にもお馴染みで、NHKでも毎年元日に放送されます。
実際、これを目当てに多くの日本人がこの時期ウィーンを訪れるようです。
本番のそれは非常に高額で、席によってはプレミアがついてウン十万とか。
そのため、本番が聞けるツアーは百ウン十万とかするそうです。
私たちの泊まったホテルにもそれらしいセレブな日本人一行が来ていました。
一説によると、日本人のせいでチケット代が高騰したとか。
それほど、日本人はこのニューイヤーコンサートが好きなようです。
その朝はまず、朝ごはんを食べにリンク中心部へ行きました。
朝一番に営業するカフェ オーバーラーに開店と同時に入店。
例によって私はザッハ・トルテ。主人は現地の人は誰も食べていない豪華(?)朝食セットを食べました。
ケーキが売りのお店のようですが、特に記憶にないです・・・・。食事は美味しかったです。
付近を探索したあと、ホテルに戻って一応、いよいよそれらしい服装に着替えます。
でも、あいにく雨が降って来ました。
コートはいちいち預けなくてはいけない。それも面倒。
ということで、楽友協会が真裏なのをいいことに、走って駆け込みました。
まだ、時間まで間があるにも関わらず、既に大勢の人でいっぱいでした。
プレとは言え、皆さん、なかなか正装率が高いです。
(とは言え、本番と違って着物姿の人は少なかったです。本番は着物率高いですが)。
「ニューイヤー・プレ・コンサート」は演奏者の服装も演目も本番と全く同じで、有名な花の飾りがないだけ、と聞いていました。
この日は「退役軍人のためのコンサート」と言われているらしく、確かに軍服姿の人が多かったです。
ただ、予想と違って若い軍人さんが多かったですが。
中は黄金のホールと言う名にふさわしく、非常に煌びやかです。
圧倒されました。
お花の飾りはもうかなりあって、後で本番をテレビでも見ましたが、半分ほどは飾られていました。
そして、肝心の演奏。
ウィーンフィルの演奏は流石に素晴らしかったです。
思わず「うま!」って言ってしまったほど。
弦楽は言うまでもなく、管楽器、打楽器も出過ぎず、でも、しっかりとしたハーモニーで。
私のように完全トーシローが言うのもおこがましいですが。
この会場は音もとてもよく聞こえるそうです。
ああ、交響曲が聞きたかった~。
(交響曲が一番好きです)。
ニューイヤーコンサートですから、ワルツとポルカでした。
それも全然知らないのばかり・・・。
私たちが知らないだけだと思ったら、アンコール(いつもウィンナーワルツとラディツキー行進曲だそうです)になったら、聴衆みんな大盛り上がりだったので、どうやら、みんなも知らない曲が多かったようです。
本当にいい経験をしました。
帰りも走ってホテルに駆け込み、着替えてから、さて、最後の日だからどうしよう、と言うことで選んだのが美術史博物館。
ここが予想以上にすごかった。
内部も内容もカフェも、そして行列も。
傘さして、外での行列はなかなかハードでしたが、皆さん、嬉々として並んでいました。
午後からは行列は当たり前なんですね。
この博物館は本当はゆっくり見てみたかったのですが、既にいろいろ疲れ気味でした。二人とも。
ある程度見て、「これは1日では無理」ということで、カフェへ。
このカフェはもしかしたら、今まで入ったカフェの中で一番迫力がありました。
お薦めです。
夜はホテルのカフェでまたウィーン名物とホテル名物のインペリアルトルテをいただきました。
そして、サロンでまったりしてから、ウィーンの最終日を堪能しました。
翌日朝、車で飛行場へ。
そして、飛行機を乗り継いでセントレアに帰って来ました。
実は帰りの飛行機が大変でした。
酔ったのか、食べ過ぎだったのか、何かに当ったのか。
まあ、大変な目に遭いました・・・。
最近、旅行中に具合が悪くなることが結構あります。
海外旅行、いつまで行けるでしょうね・・・・。
今回のウィーン旅行。
4泊したとはいえ、行こうと思っていた場所が全然行けていませんでした。
(何しろ、軟弱なので、すぐカフェで休んでしまうから?)。
また、行けると良いですね。
今度は夏に、ザルツブルグにも行きたいです。
とは言え、それはなかなか無理かもですね。
カフェ オーバーラーの朝食1人分とザッハ・トルテ(半分食べかけ)。
ケーキにフォークを2本つけてくれるカフェ多し。
ところで、オーストリアは水が良いらしい。
何か注文すると必ずどの店も水もくれる。
コーヒーと水を小さなトレイにセットして持ってくる。
外国でこんなのは初めて経験する。
ペーター教会の内部。
シュテファン寺院のすぐ西側にあるのに人があまりいなかった。
近くの街並み。
楽友協会の「黄金のホール」。
ニューイヤー・プレ・コンサート会場。
演奏後。
既にお花がかなり飾られている。
美術史博物館の内部。
美術史博物館の展示室。とっても重厚。
美術史博物館の中心部にあるカフェを上から見たところ。
美術史博物館の中心部にあるカフェを上から見たところ。
美術史博物館の中心部にあるカフェに座って見上げたところ。
ホテルでの夕食。
ホテル名物のインペリアル・トルテ。
これのタイプ違いの小さいのが1人1つずつ、ターンダウンで毎晩枕元に置いてくれていた。