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クレッセント日記

facrescent.exblog.jp

フラワーアレンジメントの講師をしています。日常の色々を綴ります。

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2歳児侮ることなかれ

先日、一晩行方不明だった2歳の女の子が無事保護されたというニュースがありました。
大人が5分、目を離した隙にいなくなり、翌日の朝、思いもよらない2キロも離れた山の斜面で見つかったようです。
12月なのに何事もなく、かすり傷程度とのこと、本当に良かったですね。

このニュースを聞いて、そういえば昔うちの2歳児もやらかしたことがあったな、と思い出しました。

それは次男が2歳になったばかりの3月の栂池高原スキー場でのことでした。
このスキー場はゴンドラで山頂まで行き、長いダウンヒルを滑り降りてくる形なのですが、春スキーということで途中雪が付いていないゲレンデがあることから、帰りもゴンドラで帰らなければ行けませんでした。

ゴンドラで山頂まで行って、そこからリフト1つ分くらい滑って、またリフトに乗って山頂駅まで行く、ということを繰り返した後、2時頃、山頂駅のカフェテリアで休憩をしました。

その後、長男と主人はさらにその上のゲレンデに行くことになり、私と次男はカフェテリアで待つことになりました。
上のゲレンデは中・上級者向けなので、さすがに2歳児をかかえて滑るのは無理だったからです。

「いってらっしゃ~い」と送り出したあと、ふと横を見ると次男がいません。
5分どころか数十秒のできことです。
「え、〇〇、どこ?」
カフェテリアは400席以上ある巨大なものでした。2歳児など人の陰に隠れて見えないんだな、とこの時にはまだ私は高を括っていました。

ところが周りを探してもいません。範囲を広げて巨大なカフェテリアの中を探し回ってもいません。
次男は日頃、あまりよく動くほうではなく(結構大人しいいい子なのでした)、そんなに遠くに行かないと思っていました。

でも、さすがにカフェテリアから外に出たのではないかと外の広場まで捜索の範囲を広げました。
外でも、大勢の人が食事やら、休憩やら、準備運動やらで賑わっていました。

でも、次男はいません。
次男のウエアは紺地に赤のラインというあまり目立たないのもよくありませんでした。
紛らわしい子はいるのですが、次男ではないのです。

さすがにこれはヤバい、私一人では無理だということで、カフェテリアの人に助けを求めても「え~?」と言う反応。「すみませんが主人を放送で呼び出して下さい」「え~?」

今の私なら、もう少しきつく言えたでしょうが、まだうら若き頃。
でも、さすがに何度も頼んでやっと放送を入れてもらいました。
(そもそも今なら、携帯で連絡できますよね)。

びっくりして帰って来た主人と合流して付近を捜しても次男はいません。
段々夕方の気配が漂ってきて、最終のゴンドラまで1時間を切る時刻になってきました。
最終のゴンドラに間に合わなかったら・・・、と思うともう気が気ではありませんでした。


そして、遂に見つかったらしいとの連絡が。
それはなんとゲレンデを一つ降りた先のリフト乗り場からの連絡でした。
慌ててゲレンデを3人で滑り降りて迎えに行きました。
滑っている間中、こんなに長い距離をあの子は歩いて降りたのか、と泣けてきました。

迎えに行った先のリフト乗り場の人から聞いた話では、次男は自分から係の人に「パパとママがいなくなった」と言ったそうです。
(いなくなったのはおまえだろうが!!!!!)

どうも、お兄ちゃんとパパを追いかけて、さっきまでみんなで滑っていたゲレンデをてくてく歩いて降りた模様。

それにしても、割と空いているこのゲレンデのなが~~い距離のあいだ、誰も一人で歩いて降りている2歳児を変に思わなかったのだろうか????

とにかく2歳児怖いです。侮れないです。
今では笑い話ですが。




by fa-crescent | 2016-12-11 18:08 | そのほかのいろいろ

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